見えないモノを見る!半分、妄想のようなモノですが・・・
はい、前回に引き続きドラマや映画を違った視点で観る方法を書いてみようと思います。
ドラマや映画を観てると演技のスタイルや発声方法や動きでその役者のルーツが分かるんです。
例えば「あ、この子は子役あがりなんだろうな」とか「ん、この子はこの手のドラマに出るのは初めて
なんだろうな」とかも見えてきます。
たとえば一番わかりやすいのは舞台出身の方。
やたらと声も動きも大きいです。そして、おそらく台本には書いていないであろう事を
画面の端っこで延々とやってたりします。一瞬のシーンの一瞬の表情に気合を入れてたり
するのも舞台出身の役者の特徴です。
演じるという事に対して貪欲だったり、少しでもスキがあったら美味しいところをかっさらおうと
する姿勢が見えるんですよね。
上手い役者さんやドラマなどの経験が豊富な役者さんはテレビ用の芝居が出来るので
それ程目立たないんですけど、10年近く舞台ばっかりやっていて、たま~にテレビに出ている
舞台俳優は見ていて面白いモノがあります。
たとえば三人で室内で話すシーンがあるとします。なんて事ないシーンよりもわりと
シリアスなシーンの方がわかりやすいんですが、テレビ用の芝居を出来る上手い役者さんは
心の動き(例えば驚く、ショックを受けるなど)を視線をちょっと落とす、指先を少し動かすなど
そういった事で表現できるのですが、舞台出身の役者さんは眼を思い切り見開く、唇を
思い切りわななかせる、顔を思い切り歪ませる。ひどい人だと、持っているグラスを落としてみたり、
意味も無く笑い出したりします。とにかく身体全体をつかって表現をしようとするんですよね。
この演技スタイルの違いにはもちろん理由があります。
テレビではカメラが寄ってくれるし、マイクが音を拾ってくれるので、大きい芝居は逆にあざとく
写ってしまいますが、舞台では何百人といる観客の一番後ろの席にまで声や感情を伝えなければ
いけないので、動きも声も大きくなければいけないのです。
逆にテレビをメインでやっている人がたまに舞台に出ると、悲惨な結果になってしまいます。
声は聞こえない、動きは小さいで迫力や気持ちが届かないうえに、ほとんどが主演クラスに配属
されるので登場時間が長く、そのせいで舞台全体がしょぼくれた印象になりがちです。
最近、ドラマで舞台出身の俳優さんが重宝されるのは、アイドルやモデルあがりの力量不足の
役者が多くなっている事に関係していると思います。主演のパワー不足を補う為に、他の役者を
芝居でひっぱる為に、全体の印象をキレイにまとめるために、経験豊富で現場の様々な要求に
答えるだけのキャパシティを持った舞台俳優が必要不可欠なんですよね。
ひそひそ話をしているシーンなのに、やたらと声がでかいのも舞台俳優の特徴です。
こうしてドラマなどを観ていると、いろんなバックボーンが見えてきて面白いですよ!
はい、今回はこんなカンジで。
では、また次回に・・・。