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ノイローゼ猫チビ by渡辺

ノイローゼ猫チビ

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左の黒い方

名前:ワタナベ チビ
性別:♀
年齢:4歳
体質:病弱

初めて渡辺家に来たのは3年前。

本名は「こつぶ」と言うらしい。

渡辺が大学3年生、TOP氷川台が1年生の時。

うちの姉が公園で拾ってきた。

渡辺家は一家全員が動物好きである、中でも姉が一番だ。

そんな姉が

「あと1日ほっといたら死ぬわ」

と拾ってきたのがチビだ。

拾ってきたその日に動物病院の集中治療室へ入れられた。

2,3日入院し、渡辺のひと月の食費分の治療費と引換えに退院した。

そんなこんなで病弱な猫だ。

ムクはチビが大嫌い。

というよりかあいつはチビが人にかまってもらっているのを見ると嫉妬する。

チビと一緒にじゃれていると遊びを邪魔しに来る。

16歳と4歳。

人間でいったらおじいちゃんと孫の関係。

おじいちゃんが孫の遊び道具を奪いに来る関係だ。

いい加減大人になれよムク。

でも実は仲良しな事を知っている。

写真にもあるが一緒に寝る事があるのだ。

ムクはすぐ嫉妬する。

だから人がいるときはチビと一緒にいない。

みんなが家から出て行った後には決まって二匹で日向ぼっこ。

ポカポカしたところを最初に見つけるのはムク。

その後でチビが追いかけてくる。

その時に人がいたら威嚇して追い払うのだが、

人がいないときには席を分けてあげるらしい。

チビもその時はムクが怒らないと知っている。

だがその後のポカポカは渡辺が占領する。

お腹が減った時。

まずムクがニャーとどすの効いた声で腹減ったと叫ぶ。

あとからつられてかん高い声でミャーと来る

一緒に食べ始める。

先に席を立つのはムク。

噛んでいるのかというくらいのスピードでたいらげる。

遅れてチビがごちそうさま。

必ずチョイ残しする。

待ってましたと入れ替わってムクが残りを平らげる。

=チビ→チビ ムク→メタボ

食が細いチビが残すのはしょうがないがお前が食うな。

案の定食いすぎで吐くムク。

つられて吐くチビ。

そこはつられるな。

チビは病弱だ。

今でも月に一度は病院に通っている。

原因は不明だが突然固まったまま動かなくなるのだ。

ずっと一点を見つめたまま置き人形状態だ。

突っついてもピクリともしない。

当然ご飯も食べない。

誰とも関わろうとしない。

でもお皿はいつもきれい。(前述)

この状態のことを渡辺家では「ノイローゼ」と呼んでいる。

うちではどうしようもないので病院に行って注射を打ってもらう。

何を打ったか一発で元気になって帰ってくる。

こいつがいるからムクのたくましさを感じる。

チビには弱点がある。

といっても弱点だらけのような気もするが強いのだ。

何強いかというと、どんなにいたずらしても動じないのだ。

ふいにひっくり返しても、

寝床を奪っても

口の中に手を突っ込んでも

耳を折りたたんで耳の穴に入れても怒らない。

ムクだったら触っただけで噛みつかれるところだ。

そんなチビの弱点は「尻尾」だ。

尻尾は3cmくらいしかないが常にピンと立っている。

歩くとぴょこぴょこしていて可愛い。

その尻尾をいじると本気で怒る。

小さい猫の歯と爪は凄く尖っている。

これが痛いんだっ。

でも楽しくてついついちょっかいを出してしまう。

もしかしたらそれがいけないのか。

ストレスを貯めてしまっているのか。

貯めても発散するすべをムクのように持ち合わせていない。

これからは気をつけよう。

なんだかんだ言ってお前は大切なポジションにいる。

渡辺家にとってもムクにとってもかけがえない。

長生きのためにも一緒に見つけようね発散方法。