ドラクエが発売して、早くも3カ月くらいが経った・・・
あれだけ盛り上がっていた我が多摩のルイーダの酒場も
今では閑散としてしていて
「もう飽きたよ・・・配信待ちなんていちいちしてらんねーよ・・・。」
と、戦士がひとり、またひとりとドラクエから離れていった・・・。
この地にもはや冒険者はいないのか・・・・・。
ギィィィ
じゅんご(まほう使いLv99+3)は酒場の扉を開けた
手には、たまたま『すれちがい通信』で手に入れた魔王『ダークドレアムの地図』を握り締めていた
酒場に人気はなく
カウンターに冴えないマスターのおっさんが一人いるくらいだった
おっさんの名前はじゅんと言ったか言ってないとか
おっさんは
「おまえ、まだドラクエやってんの?暇やなぁ、もうその時代終わったで」
とじゅんごを攻撃した
「昔は良かったな・・・・。」
じゅんごは過去の日記を思い出した
8/4の日記だ
あの頃はみんないたな・・・・
今は僕ひとりがここに立っている
どこかセピア色に見える閑散とした酒場で
じゅんごは『ダークドレアムの地図』をくしゃくしゃに握りしめた
「こんな地図、こんな地図手に入れたって、一緒に冒険してくれる仲間がいなきゃ意味ないじゃないか!!」
マスターは奥でほくそ笑んでいる
伝説の武器や防具で固めたじゅんごの装備が、自慢する相手をなくした魔法使いの方を冷たく見ていた
ひとりじゃ・・・僕ひとりじゃ、いくら強い武器を装備したってこの魔王には勝てないよ!
あの頃の仲間は・・
誰もいない・・・・・
落とし穴で落とし合う仲間はいない・・・・
もう、、冒険は終わりか・・・・
じゅんごは『ダークドレアムの地図』を丸めて投げ捨てようとした、、、、その時!!
外の世界の扉が開きだした
新たな冒険者がじゅんごの世界に入ってきた

「じゅんちゃーん!」
褐色の装備を纏い
多摩が誇る超レンジャーまりん(Lv99+3)が多摩の酒場の地へと戻ってきた

たいがーーー(泣)
ちっ
マスターじゅんは舌打ちをしてこう言った
「おまえら、ダークドレアム相手に魔法使いとレンジャーで挑むんか?無謀やで、ほら解散や解散!歴戦の冒険者だとしてもおのれら二人だけじゃ話しにならんわ!」
たしかにそうだ
いかにじゅんごが大呪文を使えようと、まりんが最高の器用さでオオカミアタックを叩き込もうと
体力を回復してくれる僧侶がいないと・・・・それも魔王に対抗できるような超僧侶が・・・
刹那、光の文字と文字の羅列が浮かび上がり
空中に魔方陣が描かれた
再び世界の扉が開きだした瞬間だ
新しい冒険者がくるぞ!!

「おまえら!冒険の用意はできているか!?」
チャウ先生ぃぃぃーーーーー!!
みたこともないようなチャラい装備で超僧侶(Lv99 +1)チャウが多摩酒場に降り立った
「ダークドレアムゥ?いいじゃないか!相手にとって不足なし!あ、おまえらジュース買ってこないと回復してやんねーよ?」
乾さん!ドラクエ続けてたんですね!?
「このゲームに終わりはねぇ!オレはもっとチャラい装備をみつける!」
多摩の酒場に光が灯った
いける!
多摩の冒険者はまだ終わっていない!
マスターじゅんは不機嫌な顔つきで言った
「おまえら・・・・。ま、確かに回復役はできた。だが、攻撃力があらへんわ。決定力不足やわ。小麦粉の入ってないお好み焼きと一緒やで。」
あとひとり・・・・
ドラクエは四人でひとつ
あとひとり・・・
チャウは言った
「じゅんご・・・心配すんな!とびきりのドラクエ馬鹿が今こっちにむかってる!」
その時!外の扉が再び開いた・・・

「おまえら用意はできてるな!携帯財布DS!全部持ったな!!」
多摩の酒場に、熟練の超バトルマスター(LV99+?)ゼウスがロトの装備を身に纏い降臨した
ってDSピンク!!?
・・・・ピンクですか!?中江さん!!?
「ヘッド!ドラクエまだやってたんですね!?」
「まだ錬金も100%になっていない!ゼウスノートはまだまだ真っ白だ!!俺たちの冒険はここからだ!」
たたた頼もしぃ・・・
じゅんごはさっきまで投げ捨てようとしていた『ダークドレアムの地図』を、今度は抱きかかえた
僕には・・・・まだ仲間がいる
こんなにも頼もしい仲間たちが!!
「おまえらアホや!もうブーム過ぎてんねんぞ!いい大人がいつまで何やってんねん!」
メタボじゅんは叫んだ
ゼウスは言った
「そこにクエストがある・・・仲間がいる・・・・俺たちは戦いつづける・・・・」
セピア色だったルイーダの酒場に色がついた瞬間である
B型バトルマスター中江!
ツンデレ僧侶乾!
ロッテバカレンジャー佐々木!
ティキン魔法使い田頭!
おれたちならどんな敵でも倒せる!
ゼウス 「おまえら・・・ちゃんと仕事は終わらせたな!?」
『はい!!』
よし!ガストいくぞ!!待ってろダークドレアム!!
5分後、パーティはあっさりダークドレアム相手に全滅した